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言語はなぜ その5


 オレたちは、とくに20世紀の分析哲学者は、過去の思想を振り返ったときに言語と概念を取り違ってしまう。

 かつて「概念」だったものを、まるで「言語」のように扱っている。

 しかし、それだと、ヘーゲルがなぜ『精神現象学』というアホな本を書いたのか、理解できなくなってしまう。

 その無関係の関係性をオレたちに示してくれたのがこの本だ。

 つまり、概念を考えることと言語を考えることはまったく別だ。

 まったく別だ・・・つまり無関係は・・・一つの関係だ。

 ということが分かるというのが、哲学史としてどれだけすごいことなのか、オレにはわからない。

 しかし、オレにとっては非常に得難い読書体験だった。





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