TOTO
TOTOの日本武道館に妻と行った。
曲や現メンバーに対する思い入れはあまりないが、ジェフ・ポーカロに対する想いは強い。
で、その後サイモン・フィリップスやキース・カーロックがうまく対応していたことに、ジェフの遺志が繋がっているという気持ちになっていた。
今回のドラムはシャノン・フォレストで、キース・カーロックがスティーリーダンのツアーに奪われて(というか、もともとキースはスティーリーダンのサポートをしていた)以降バンドの要となっている。
彼とレニー・キャストロとのコンビも上々で、フュージョン系やスペイシーな演奏にも対応していて、何よりも現場のサウンドメイキングがしやすそうな音を出している。
今回の悪口を書くとすれば、ルカサーのギターが相変わらず冗長で、それが彼の売りということは理解しているつもりだしバンドの中心メンバーとして頑張らざるを得ないのも知っているし客もそれを求めているところがあることもなんとなくわかるにしろ、歌モノバンドとしてのセンスが問われるのではないか。
とはいえ、曲の馴染みやすさ、演奏能力の高さ、歴代メンバーに対するリスペクトが強く感じられ、ライブ会場での好感を与えてくれるバンドも珍しい。
良い意味でおカネの取れるバンドとして堪能させてもらった。
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