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他人の歌った曲をリメイクすることについて [superfly]


 昔、ヴァンヘイレンがキンクスの「ユーリアリガットミー」をリメイクしたときはビックリした。まさに当時の新しいロックの音がしていたからだ。あのギターサウンドは卓越したテクニックとともに単純に快感だった。そういう単純な快感だけを追い求めていくことは音楽として危険だが、しかし、POPとしては必要だと感じていた。つまり「寄ってたかってみんなで『あの音』をコピーしてしまおうぜ」という大衆音楽の動きは極めて健全だ。古い言葉で言うと「明日は地獄のハードロック衝動」。

 superfly という卓越した技術を持った歌手がいる。彼女の声の価値は非常に高いと思っているが・・・そう思っているからファンクラブに入っている・・・しかし、それをどのようにして生かすのか、というのはなかなか難しい。

 音楽活動というのは作詞作曲・・・そしてスタジオ録音・・・ライブ・・・その他テレビや雑誌などのプロモーション活動・・・によって成り立っている。

 で、歌うことだけを考えるならば、他人の曲のリメイクというのはインパクトがある。卓越した技術があれば簡単にオリジナルを超えてしまうからだ。それはそれでいい。・・・だがしかし・・・とオレは考える。音楽活動としてそれがメインとなるのはいかがなものかと思う。ある程度歳を取ってからリメイクで華を咲かせるのは問題ない。が、活動歴の短い歌手がリメイク専門になっていくのは本末が転倒しているような気がしている。

 もちろんsuperfly はあくまでも余技としてリメイクを位置付けているようだ。だから心配はしていないんだが、そのインパクトの強さがセールスと直結したりすると、将来的にいろんな勘違いを生んでしまう可能性がある。・・・ま、杞憂だけど。






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